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2001年夏の英国記 10. Malmesbury(1)4. Malmesburyさてここからは僕が5週間滞在した街、Malmesburyの紹介と、そこで体験したことなどについてちょっとお話ししたい。 まず読み方からして良く分からないが、「マームスベリ」と、Lを発音しないで読む。「ルールがないのがルール」などと英国人が堂々と発言するほど英語の発音には一貫性がない(フランス人は怒っている)が、若干の傾向は見られる。almコンビネーションはLの音を発音しないことが多いというのもその傾向の一つらしい。なるほど、calm やsalmon,almondなんかも確かにそうだ。一方でalmostはLを読むなど、例外は幾らでもあるけれど。 この街はコッツウォルズ丘陵の南端近くに位置している。丘陵のふもとにあるため、いわゆるコッツウォルズ地方には含まれないことが多いが、石造りの家並や羊の群などはまさにコッツウォルズの風景そのものである。贔屓目抜きにしてもとても美しい街である。 人口はおよそ5000人くらい。小高い丘の坂道に街があるといった感じ。町の目抜き通りは丘のふもとから丘の頂上へと続くHigh Street。この道の両側にパン屋やカフェ、スーパーや郵便局が所狭しと立ち並ぶ。僕の通う学校もこの通りに続く路地にあった。 坂を登りきったところにマーケット・クロスと呼ばれる、相当古い感じの石造りの休憩所みたいな建物があり、その向こうがこの街の自慢であるMalmesbury Abbeyだ。中世の頃には現在の5倍の高さがあったという塔が並んで立ち、巡礼者は跡を絶たなかったというほどの大きな建物をもつ教会である。今はいつ行っても空いている。広い芝生が表と裏に広がり、天気のいい日にはとてもさわやかに過ごせる。たくさんのお墓が並んでいるせいか、あまり騒いでいる人もいなくてのんびりできる。 街は石造りの壁で囲われている。その昔は外敵も多く、防御のための壁として活躍したらしいが、いまではおしゃれな外装のような感じだ。壁の周りを囲むように流れているのが、コッツウォルズではおなじみのRiver Avonだ。このエイヴォン川はあちらこちらを蛇行するように相当広い範囲で流れている川なので、どこか遠出して川を見かけても大抵はこの川なのである。水量は少なく、川幅も狭い。流れもゆるやかなので迫力は全くなく、川藻が大量に発生しているが、それだけにカモや白鳥の良い住処となっており、あちらこちらで家族のような群を見掛ける。これまたのどかで好きな光景であった。当然橋もたくさんかかっており、これを見てまわるだけでも結構面白い。 |
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