イギリス研究会 第5回レジメ「貴族制度(1)」

1994年3月.5日〜6日  よしてる
 
■テーマ選定理由(目的):貴族制度の概要と歴史の把握
 
■現在の貴族制度の概要:
 
    貴族とは   大規模な世襲的土地所有を経済基盤として、生活のための労働
          から開放され、その卓越した軍事的役割と、高貴な血統による排
                  他的門閥形成を通じ、国家の政治的指導の面で大きな特権をもつ
                  身分。
                   aristocracy: 国王から称号を与えられたもの
                    nobility: aristocracyの中でも高位のもの
           peerage: 貴族員議員
 
      爵位          王族公爵・5名(エディンバラ公、コーンウォール公チャールズ、
           ヨーク公アンドリュー、グロスター公、ケント公)
          公爵(duke)・26名        侯爵(marquis) ・36名
          伯爵(earl)・192名        子爵(viscount)・126名
          男爵(baron) ・482名      女伯爵(countess)・5名
          女男爵(baroness)・13名     準男爵(baronet)
           ナイト爵(knight)
 
   貴族院    女王に任命された貴族で構成される議員。
          全議員数1198名
           世襲貴族780名(うち女性20名)
           宗教貴族26名・法曹貴族18名etc.
           一代貴族374名
          全会期の欠席 84名
          特定会期中の欠席 137名 以上91年月.31日 現在
 
■貴族制度の歴史:
   1066   ノルマン・コンクェストにともなって貴族制度が持ち込まれる
          まず伯爵が制度化
   1337   コーンウォール公が初の公爵に
   1385   オックスフォード伯・ロバート・ドゥ・ヴィアがダブリン侯爵に
   1440   ボーモント卿ジョンが子爵に
   1483   ジョン・ハワードがノーフォーク公に(初の王族以外の貴族)
   1894   相続税改正→土地優遇税制廃止
   1909   土地相続税が25%に
 
 
参考文献:小林 章夫「イギリス貴族」講談社
     石川 謙次郎「変わるイギリス 変わらないイギリス」NHK出版